【税関】通関で止まる理由は?EMSや国際宅配便が届かない理由を教えてください!

初心者向け
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海外から荷物が発送され追跡調査をしてみると「通関手続中」のまま止まっている!?こうなると不安になる方も多いかもしれません。ずっと税関で止まっている理由を「通関所要時間」と「輸入申告時の申告区分」で考えてみます。

荷物が届かないと「通関 引っ掛かる」や「ems 届かない」などのキーワードで理由を探すと思います。今回は、通関で止まる理由をみてみましょう!

輸入時の通関手続きとは?

まず前提として、通関手続きとは、税関に対して行う輸入申告から輸入許可までの手続きのことです。輸入申告し輸入許可を受けることで、荷物(貨物)を国内に引き取ることができるようになります。

輸入の場合は、原則として輸入申告と一緒に「納税申告」も行います。

注文した品物が海外から届かない

税関に対して、「注文した品物が海外から届かない」などの問い合わせは日頃から多くあるようで、税関ホームページの新着情報(お知らせ)にその記載があります。

「注文した品物が海外から届かない」等、輸入貨物の状況確認について : 税関 Japan Customs

通関に要する平均時間

通関に要する時間が分からないと通関が止まっているかどうかの判断もできないと思いますので、ここでは財務省調べの通関所要時間(税関への輸入申告から輸入許可までの所要時間)をみてみましょう。

財務省による平成30年調べによる平均所要時間は海上貨物で2.1時間、航空貨物で0.3時間となっています。

財務省調べでみると、海上・航空貨物ともに時間を要することなく輸入許可となるケースが多いと言えますね!

申告区分

通関所要時間は、海上・航空貨物ともに時間を要することなく輸入許可となるケースが多いと言えますが、時間がかかるのはどんな場合でしょうか?

ここでは、申告区分で見てみましょう。

現在輸出入手続きのほとんどはNACCS(輸出入・港湾情報処理システム)により処理されています。NACCSで輸入申告した場合は、以下のように3つの区分で判定がされています。 

・ 区分1. 簡易審査扱い: 輸入(納税)申告後直ちに輸入許可されます。 
・ 区分2. 書類審査扱い: 税関に通関書類を提出して審査を受けます。 
・ 区分3. 検査扱い: 税関員が現物検査を行います。 

引用元 ジェトロホームページ https://www.jetro.go.jp/world/qa/04A-020107.html

区分1(簡易審査扱い)は、基本的に税関の審査はなく即時許可となります。

区分2(書類審査扱い)は、税関に対して通関書類を提出し、税関の担当審査官が書類内容を審査して、問題がなければ許可となります。

区分3(検査扱い)は、区分2と同様、税関に対して必要書類を提出します。税関の担当審査官は、書類内容を審査した上で、現物検査も行います。そして、書類内容及び現物検査に問題が無ければ許可となります。

以上のことから、区分2または区分3の指定を受けた場合は、通関に時間を要すると考えられます。

書類審査

ここからは、区分2または区分3の指定を受けた場合は、どのような書類審査と現物検査が必要となるかをみてみましょう。

書類審査は、輸入(納税)申告について、次のことを確認することになります。

  • 品目分類、関税率、関税額が正しく、申告内容に間違いや矛盾点がないか
  • 輸入禁制品に該当しないかどうか
  • 他法令の規制をクリアしているかなど

書類審査をした結果、品目分類や申告価格で疑義が生じた場合は、追加書類または検査が必要とされています!

書類審査により問題がなければ輸入許可となります。なお、審査に要する時間・日数は案件によるとされています。

現物検査

現物検査は輸入(納税)申告の内容と現品との同一性の確認が行われます。

  • 納税申告が適正かどうか
  • 麻薬や武器、偽ブランド品等の「輸入してはならないもの」が紛れてないか
  • 虚偽または誤認を生じさせる原産地が表じされていないか
  • 他法令(食品衛生法、植物防疫法等)の規制に基づいた手続きがとられているか

検査方法

税関による現物の検査方法の次のようになります。

  • 見本確認:数量の確認を必要としない輸入貨物の一部を見本として採取し検査する方法
  • 一部指定検査:性質および数量の確認を必要とする輸入貨物のうち、均質等量に包装されたものの一部を検査する方法
  • 全部検査:輸入貨物の全てを検査する方法

なお、検査は原則として税関長が指定した場所で行われます。

そのほか通関に時間がかかる理由

ここでは、書類審査や現物検査のほかに、通関に時間がかかる理由をみてみましょう

  • 通関業者が土日祝日は営業時間外
  • 税関が開庁時間外のため輸入申告の手続きができない

現在、成田税関支署などは24時間開庁していますが、土日祝日は通関業者が休みのため、通関手続きをしていない、もしくは通関手続中となっていることが考えられます。

通関等窓口の開庁時間及び時間外事務の取扱いについて : 税関 Japan Customs

税関や郵便局、宅配業者に問い合わせてみる

申告区分の違いや通関業者の営業時間外などの理由で、通関に時間がかかることをみてきましたが、確実なのは、直接問い合わせてみることです。下記に税関手続を確認する方法を記載します。

貨物の種類 確認のために必要な事項 確認先 
国際郵便物①到着通知書番号(※)
②輸入申告番号及び申告年月日
税関(相談官)TEL:03-5665-3755 
郵便物番号郵便事業株式会社
国際宅配便輸入申告番号及び申告年月日税関相談官室 TEL:03-3529-0700
①トラッキング番号又はAWB番号
②輸入申告番号及び申告年月日
各国際宅配便業者
引用(税関HP):https://www.customs.go.jp/tokyo/zei/i_sodan1_1.htm

(※)「外国から到着した郵便物の税関手続のお知らせ」に記載の通知書番号

まとめ

税関で荷物が止まっていると誰もが不安になると思います。「高い関税を課されるのではないか?」「何か没収される商品を輸入してしまった!?」など。書類審査や現物検査、通関業者が休んでいるなど、通関に時間がかかる場合があることも理解すると、不安が少なくなると思います。

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