関税の計算方法 簡易税率適用の場合の関税額を求めよう!

輸入ビジネス
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関税の計算方法についてわかりやすく!

輸入する商品の関税について、不安な方は多いのではないでしょうか?


前回の輸入では関税ゼロだったのに、今回はすごい関税を取られたなど・・。

この記事は、こんな人にオススメ!

・個人輸入、小口輸入を考えている

・輸入に度に関税額が心配な方

そんな不安がなくなるようこの記事で、関税の計算方法をわかりやすく説明します。一緒に学んでいきましょう!

関税の計算式を覚えよう!

関税額は、下記の式で求められます。

関税額 = 課税価格 × 関税率

個人輸入、小口輸入、大口のコンテナーでの輸入でも
関税額の計算式は、すべてこの計算式です。

課税価格とは?

関税を計算する基礎となる価格を「課税価格」と言います。
個人輸入と小口輸入では、算出方法に違いがあります。

個人輸入の場合:課税価格 = 海外小売価格 × 0.6
小口輸入の場合:課税価格 = 商品価格 + 運送費 + 保険料

個人輸入の場合は、海外小売価格に0.6を掛けて課税価格を算出します。
たとえば、海外小売価格が10,000円であれば0.6を掛けて、課税価格は6,000円となります。

*個人輸入の場合は、課税価格に運賃と保険料を含めません。

小口輸入の場合は、商品価格が10,000円で、運送費が3,000円、保険料が500円だとすると、
課税価格は、13,500円となります。

関税率を調べよう

税関では、個人輸入者の関心が高いと思われる代表品目の関税率を用意しています。

主な商品の関税率の目安(カスタムスアンサー)(税関HP)

課税価格の合計額が20万円以下の場合に適用される少額輸入に対する簡易税率
品目もこの目安に含まれています。この目安を参考にしてみてください。

総額20万円以下の貨物の簡易税率(一般輸入貨物、国際郵便物)(カスタムスアンサー)(税関HP)

課税価格の端数処理の仕方

関税は、課税価格の端数処理をしてから計算をします。

課税価格の1,000円未満の端数は切り捨てる。

例えば、課税価格3,500円の場合は、課税価格は3,000円になります。

関税額の100円未満の端数を切り捨てる。

例えば、関税額が150円の場合は、関税額は100円になります。

簡易税率(課税価格20万円以下の貨物)が適用される貨物の関税の計算方法

ここでは、簡易税率が適用される貨物(商品)の関税計算の具体例を挙げていきます。

(具体例1)同じ種類の商品が複数ある場合の関税の計算方法

商品A(家具):300ドル
商品B(家具):200ドル
送料      :110ドル
保険料     : 5ドル
ーーーーーーーーーーーーー
合計      615ドル

為替レート:1ドル = 100円
家具の簡易関税率:3%

最初に商品価格と送料、保険料の総額を為替(換算)レートを使って、日本円にします。

615ドル × 100円/ドル = 61,500円

次に課税価格の1,000円未満の端数を切り捨てます。

課税価格 61,000円 × 税率 3% = 関税額 1,830円

関税額の100円未満の端数を切り捨てて、 納付すべき関税額は、1,800円になります。

 (具体例2)異なる種類の商品が複数ある場合の関税の計算方法

商品A(家具):200ドル
商品B(衣類):100ドル
送料           :  95ドル
保険料       :   5ドル
ーーーーーーーーーーーーー
合計      400ドル

為替レート:1ドル = 100円
家具の簡易関税率:3%
衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く)の簡易関税率:10%

異なる種類の商品が複数ある場合は、それぞれの商品価格に合わせて、 送料と保険料を振り分けます。(按分します。)

具体的な計算方法は、次の順番になります。

商品価格と送料、保険料の総額を為替(換算)レートを使って、日本円にします。

400ドル × 100円/ドル = 40,000円

次に、送料と保険料を振り分けるために按分係数を算出します。

合計:40,000円 ÷ 商品合計:300ドル = 133.3333(按分係数)

ここから、按分係数を使って、商品ごとの課税価格を算出します。

商品価格 × 按分係数 = 課税価格の計算式を使います。

商品A(家具):200ドル × 133.3333 = 課税価格:26,666円(円位未満切り捨て)

課税価格 26,000円 × 税率 3% = 関税額 780円

*課税価格は、1,000円未満の端数は切り捨てる。
*関税額は、この段階では端数処理をしません。

商品B(衣類):100ドル × 133.3333 = 課税価格:13,333円(円位未満切り捨て)

課税価格 13,000円 × 税率 10% = 関税額 1,300円

*課税価格は、1,000円未満の端数は切り捨てる。
*関税額は、この段階では端数処理をしません。

商品Aと商品Bの関税額を合算した後に端数処理(100円未満切捨て)を行う。

関税額A 780円 + 関税額B 1,300円 = 2,080円

納付すべき税額は、2,000円になります。

これでやっと関税額を計算することができました。

課税価格を日本円にする方法

税関に輸入(納税)申告をするときは、外国通貨の商品を日本円に直して、
課税価格を算出する必要があります。

日本円にするには、税関が毎週公示している換算レートを使います。

下記から税関での換算(為替)レートが確認できます。

外国為替相場(課税価格の換算)(税関HP)

*HP内の「適用期間」に換算レートがあります。輸入申告をする週に合わせて、換算レートを使います。

例えば、商品500元、国際送料250元、保険料10元で、税関公表の換算レートが、1元=16円だとします。

商品500元 + 送料 250元 + 保険料 10元 = 760元

これに換算レートを掛けて日本円にします。

760元 × 16円(税関公示レート) = 12,160円

課税価格は、12,160円となります。

まとめ

・関税額の計算式は、課税価格 × 関税率
・個人輸入の課税価格は、海外小売価格 × 0.6 で算出する。
・小口輸入の課税価格は、課税価格 = 商品価格 + 運送費 + 保険料 で算出する。
・関税率は、税関のサイトにわかりやすい表がある。
・課税価格は、端数処理をしてから計算する。
・関税額の100円未満の端数を切り捨てる。
・課税価格を外国通貨から日本円に変えるレートは税関が公表している。

国際郵便・宅配便を利用すると、課税価格・関税の計算、税率の選択などは税関、宅配業者が行います。しかし、関税の計算方法を学ぶことで、輸入前におおよその関税を把握することができますよ。

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